ジェイソン・ベルモンテと両手投げ
ジェイソン・ベルモンテはPBAメジャータイトルの最多記録を持ち、両手投げを世界に広めました。その経歴と記録、そして両手投げのしくみをご紹介します。
ジェイソン・ベルモンテは、世界で最もよく知られた両手投げのボウラーです。オーストラリアのニューサウスウェールズ州オレンジ出身の彼は、2008年、当時多くの伝統派が疑問視したスタイルでPBAツアーに参戦しました。現在はPBAメジャータイトルの最多記録を持ち、両手投げは世界中のボウリング場で見慣れた光景になっています。
ジェイソン・ベルモンテとは
ベルモンテは1983年、ニューサウスウェールズ州オレンジで生まれました。ジェイソンがまだ幼い頃、父親が同地にボウリング場を開きました。本人によれば、初めてボールを転がしたのは生後18か月ほどのときです。ボールが片手には重すぎたため両手で押し出し、それが習慣になりました。子どもの頃に片手投げも試しましたが、両手に戻りました。
2008年にPBAツアーに参戦し、2008–09年シーズンの最優秀新人に選ばれました。
ジェイソン・ベルモンテのタイトルと記録
- PBAツアー通算32勝。うちメジャー15勝は歴代最多記録です
- PBA年間最優秀選手に7回選出(2012–13年、2014年、2015年、2017年、2019年、2020年、2022年)。ウォルター・レイ・ウィリアムズ・ジュニアと並ぶPBA史上最多です
- スーパースラム:PBAの5大メジャーすべてを制したわずか2人のうちの1人
- USBCマスターズ(4回)、トーナメント・オブ・チャンピオンズ(4回)、プレーヤーズ・チャンピオンシップ(3回)の最多優勝記録保持者

PBAの5大メジャーは、全米オープン、USBCマスターズ、PBAプレーヤーズ・チャンピオンシップ、PBAトーナメント・オブ・チャンピオンズ、PBA世界選手権です。
両手投げのしくみ

ベルモンテは親指をボールに入れずに投げます。ボールに入れるのは2本の指だけで、もう一方の手がアプローチとスイングの間ボールを支えます。両手投げは、親指を入れない片手投げから発展したスタイルです。親指を入れないことで指がボールにより多くの回転をかけられ、同時にもう一方の手がボールを支え続けます。
両手で投げると回転数が増える理由
回転数が多いほど、フックの可能性が大きくなります。ボールは乾いたバックエンドでレーンをより強くとらえ、より大きな角度でポケットに入ることができます。これが両手投げの最大の利点です。同時に、アプローチ全体がこの投げ方を軸に組み立てられるため、高いタイミング感覚と体のコントロールが求められます。
さまざまなリリーステクニックがボールの軌道をどう決めるかは、初心者からプロまでのリリーステクニックのガイドで解説しています。
ボウリング界へのベルモンテの影響
初期の両手投げボウラーはベルモンテだけではありません。フィンランドのオスク・パレルマーも、国際舞台で両手投げを披露していました。しかしベルモンテは、このスタイルで世界的に認められた最初の一人であり、その成功によって両手投げが最高レベルで通用することが示されました。
現在のPBAツアーには、アメリカのアンソニー・シモンセンやカイル・トループ、スウェーデンのイェスパー・スヴェンソンなど、よく知られた両手投げのボウラーがいます。若いボウラーの間ではこのスタイルが一般的になっています。ボウラーズ・ジャーナル・インターナショナル誌の2018年の記事によると、USBCジュニア・ゴールド選手権の参加者の約5人に1人が両手投げでした。
両手でも、土台は同じ
片手でも両手でも、投球はアプローチから始まります。最後の一歩での安定したスライドは、タイミングを助けます。BOWLIOのボウリングシューズは本革製で、両方の靴につま先からかかとまで一枚革のスライドソールを備えているため、左投げ・右投げどちらのボウラーにも対応し、初心者からプロまでお使いいただけます。